ネコちゃんへのフードの与え方、あなたはどうしていますか?
どれくらい与えたらいいですか?一日何回与えたらいいですか?等の質問をよくいただくので今回は給餌の仕方について解説します。
ネコちゃんには自由給餌がいい3つの理由
結論から言いますとネコちゃんへの給餌方法は置きっぱなし、自由給餌が楽チンでいいと思います。
えぇ!?置きっぱなしなんて可愛そうじゃない!?と思われるかもしれませんがそんなことはないのです。
猫は栄養摂取量の調節がうまい
猫は食事の自己調節機能が優れていると言われており、必要な分だけを食べ、肥満や痩せにはなりにくいと言われています。
私達人間は美味しいものだとついつい食べすぎて太ってしまう……なんてことをやってしまいがちですがネコちゃんはここらへんをちゃ~んとセーブできるんです!凄いですね!
そのため、たくさんのフードを山盛りにしていても必要な分だけを食べてくれます。
だからといって何日分もあるとんでもない量のフードを山盛りにするようなことをしてはいけません。
確かにネコちゃんは必要な分しか食べませんが長い間フードを空気中に晒すことはフードの劣化をまねきます。
質の悪いフードをネコちゃんに与え続ければそれこそ健康被害が出かねませんので一日で食べきる量を目安に置くとよいと思います。
給餌管理が楽
一日に2回か3回、決まった時間に決まった量のフードを与える。
これは結構大変なことです。
ネコちゃんを第一にとは言っても、私達は仕事をしなければなりませんし、付き合いで外出をしなければならない時もあります。
そんな中でこの定量給餌は生活サイクルが完全に決まっているような人でなければ難しいのです。
その点、自由給餌であれば一日一回で済みますので急な予定が入ったときや仕事が遅くなった時、生活サイクルがバラバラな人であってもネコちゃんを飢えさせることなく給餌させることが出来ます。
自然な食事が出来る
決まった時間に決まった量を与える定量給餌の場合、飼っているネコちゃんがどれくらい食べてどれくらいの頻度の食事を好むのかを把握し、正確に与えなければなりません。
1回の給餌量が少なかったり、1日の給餌回数が少なかったりするとネコちゃんはお腹をすかせて急いで食べる癖がついたり栄養失調になってしまったりするかもしれません。
急いで食べる癖がつくと年齢が上がってくるにつれ喉に詰まらせると言った事故を起こしやすくなりますし、吐き戻しなどのリスクも上がります。
いつでも食べられる自由給餌であればネコちゃんは好きな時に好きな量だけ食べることが出来るのでとってもストレスフリーです。
定量給餌が望ましいケース
ネコちゃんへの給餌は自由給餌で問題ないという話をここまでしてきましたがすべてのネコちゃんがこれに当てはまるわけではなく、定量給餌が望ましい場合もあります。
どのような子が定量給餌のほうが望ましいか説明します。
あるだけ食べてしまう子
猫は食事の自己調節機能が優れているという話をしましたがすべての猫に当てはまるわけではありません。当然出来ない子もいるのです。
私が2匹目に飼うことになった子は家の近くで保護した野良猫でした。この子は元野良であるということが原因なのか、与えたら与えた分だけ食べてしまい、上からも下からもゲーゲー、ぶりぶりと大変な有様でした。
食べ物に異様な執着を見せ、私が食べているものも私がちょっと席を外した瞬間を見計らっておかずを狙う泥棒猫でした。
こういったケースでは放置すればあっという間に肥満になりますし、胃腸のためにもよくありません。しっかりと食事の量を管理してあげたほうがいいでしょう。
頻繁に下痢や吐き戻しをする子
同じものを食べているはずなのに中には頻繁に吐き戻す子や下痢をする子がいます。
フードが合っていなかったり、寄生虫が原因だったりいろいろ要因は考えられるのですが中には食べ過ぎが原因であるケースがあります。
この子よく下痢するなーって子を見つけて部屋を別にして定量給餌にするとそれだけで下痢が治まってしまう子がいるので下痢や吐き戻しが多いと感じたらまずは与えるフードの量を少なくしたり回数を分けたりすることで解決することあります。
肥満の傾向が見られる時
You Tubeなどで愛くるしいデブ猫が人気になるときがありますよね。食事をセーブできる猫にとって肥満は珍しいのですが中には食べすぎてしまう子がいます。
可愛いからと言って故意に太らせるのは絶対にやめましょう。適切な体重が維持できるよう、適切な量を給餌してあげてください。
避妊・去勢をしたネコちゃんは食欲が旺盛になる傾向があります。
避妊・去勢後は体重の変動に注意し、給餌の仕方を決めてください。
問題行動がなければ自由給餌でOK!!
- 自由給餌は食べたと時に食べられるのでストレスフリー!
- ネコちゃんは食べる量をセーブすることがうまい!
- 食事の管理が要らなくなるので飼い主さんが楽ちん!
- 食べ過ぎちゃう子はちゃんと管理してあげよう
- 吐いちゃったり下痢しちゃう子は量を減らして回数を増やしてみよう
かわいいネコちゃんになるべく構ってあげたいけど楽できるとこはしっかり楽しちゃってください!
また、自由給餌は飼い主さんのためだけでなく、ネコちゃんにとってもストレスフリーの場合が多いので一度試してみてください。