ネコちゃんのお散歩は不要です!~ネコちゃんをお外に出してはいけない5つの理由をブリーダーが解説します~

ネコちゃんを飼育しているとお外に出してあげたほうがいいのかな?お散歩させてあげたほうがいいのかな?と思う瞬間があると思います。

飼い主が玄関を開けた瞬間に出ようとしたり、窓から羨ましげにお外を眺めていたりとあたかもお外に出たいのかな?って思う時がありますよね。

でも絶対にやめたほうがいいです。

今回はネコちゃんは絶対に完全室内飼いのほうがいいということを解説します。

猫は絶対に完全室内飼いが良い

ネコちゃんを完全室内飼育にするかお散歩を許容するかについてはそれぞれにメリット・デメリットについて考えなければいけません。

そしてそれを考えた時、圧倒的にデメリットが多いことが私が完全室内飼いをおすすめする理由です。

ネコちゃんにお散歩させる5つのデメリット

主にネコちゃんをお外に出すデメリットは以下のとおりです

  • 交通事故のリスク
  • 病気、寄生虫をもらうリスク
  • ケンカなどにおけるケガのリスク
  • 近所に迷惑をかけるリスク
  • 妊娠のリスク

交通事故のリスク

今や飼い猫の平均寿命は15歳を超えると言われていますが野良猫の平均寿命は3年~4年程度です。

その死因の多く交通事故なのです。

野良で生きているネコちゃんに比べ、普段室内で生活している飼い猫は警戒心が低く、事故に遭う確率が高いです。

実際に外に出してしまったがための交通事故はよく聞きますので外に出すうえでの最も大きなリスクのひとつと言っていいでしょう。

病気、寄生虫をもらうリスク

室内ではほとんど心配のいらない病気や寄生虫ですが野外にはこのような危険がいっぱいあります。

室内飼育では3種混合ワクチン(猫ヘルペスウイルス、猫カリシウイルス、猫汎白血球減少症)で良いとされていますが、外に出す場合は最低でも5種混合ワクチンが必要になります。

野外で生活するネコちゃんの死亡の原因に交通事故が大きいと述べましたがそれと同時に感染症も死亡の大きな原因となっています。

ケンカの怪我のリスク

飼育されている猫がオスで、去勢していない場合、あなたのネコちゃんは野外でパートナーを探すことになるでしょう。

しかし野外にはたくさんのライバルがいるのです。

猫のメスをめぐる争いは実に過酷です。

インターネットで「猫 ケンカ ケガ」などで画像検索すると痛ましい画像がたくさん出てきます。

ひとたびお家から外に出ればそこは弱肉強食の世界。子孫を残すための命がけの戦いが繰り広げられているのです。

近所に迷惑をかけるリスク

猫という動物はしばしば迷惑動物として扱われることがあります。

それは花壇を荒らしたり、うんちしたり、いたずらしたりするからです。

苦情程度で済めばいいのですが飼い猫が他人の器物を損壊したりすればその責任は飼い主が負うことになります。

ネコちゃんはこれは効果そうだからいたずらするのはやめておこうなどと気を使ってはくれません。

こういったご近所間とのトラブルを避けるためにもお外に出すのは止めるべきです。

妊娠のリスク

オスはメスを求めてケンカに明け暮れ、ケガをしてきますが、あなたが飼育しているのがメス猫の場合はお腹を大きくして帰ってくることになります。

猫は一度の出産で4~6匹程度の子猫を出産するのであなたは里親探しに追われることになります。

外出しのメリットは室内飼育でも達成できる

さて、ネコちゃんを外に出すことのデメリットがたくさんあることはわかりましたが反対にお外に出すことのメリットはどうでしょうか。

  • 好奇心を満たせる
  • 運動になる

一生懸命考えましたがネコちゃんを外に出すメリットはこの程度でしょう。

そしてこの2つのメリットは室内飼育でも十分に満たしてあげることが出来ます。

いっぱい遊んであげる

猫という動物はもともと好奇心が旺盛なため、おうちを探検するだけでも十分に好奇心を満たせますが、人が遊んであげることでとても喜びます。

そこには高価なおもちゃや複雑なゲームなどは必要なく、猫じゃらしで遊んであげるだけでとっても喜んでくれます。

キャットタワーのような高低差を用意してあげよう

猫はとても高いところに登るのが好きな動物です。

広大な敷地や広いお部屋などは必要なく、上下の運動が出来る空間を用意してあげればそこだけで十分な運動をしてくれます。

いっぱい遊んであげればネコちゃんは幸せ

冒頭で述べた猫が外に出たそうに外を見る行為ですが、これは人間のテレビ鑑賞に近いと言われています。

決して外に出たいわけではなく、むしろ外に出してたくさんの刺激を得るとまた外に出してくれとなってしまいます。

1回覚えた刺激は忘れられないもの、途中で禁止すれば大きなストレスになりますし続ければたくさんのリスクと付き合っていくことになってしまいます。

お外なんて気にならなくなるぐらいいっぱい遊んであげましょう

本日のまとめ
  • お外はケガや感染症、交通事故などリスクがいっぱい
  • 運動や好奇心などは室内飼育でも十分に満たせる
  • ご近所の迷惑にならないよう配慮しよう
  • いっぱい遊んであげよう

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